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◆ 旅行記 ◆

 仙台・松島旅行記(2015年3月)

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 今回は春の青春18きっぷで宮城県の多賀城、青葉城、日本三景・松島を観に行こうと企てました。時期的には2015年3月10日で、間もなく上野東京ラインが開業するといった頃です(普段の旅行記では詳細な日付までは挙げませんでしたが、本旅行記の後の展開上分かってしまうので挙げました。まあ、勘のいい方は今後の展開が読めたかもしれませんが…)。まずは宇都宮線で宇都宮まで行き、205系4両の黒磯行に乗換。
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 黒磯で東北本線郡山行に乗換。701系ロングシート車だったので、立って車窓を撮っていました。謎の6両でしたので、特に黒磯ダッシュする必要も無し。
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 郡山着。しかし、この先が強風で遅延しているとのこと。次の電車がなかなか来ません。先日の会津若松の時といい、郡山に来ると何かしら電車が遅れています。ジンクスでもあるのでしょうか…。
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 郡山発時点で40分の遅延。これは昼食の牛タンを諦めなければならない展開か? 今度はE721系4両クロスシート車の福島行に乗車。しかし、この福島行も道中少しずつ遅延を拡大していきます。
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 福島駅。駅ナカは割と店ありますが、駅前は正直郡山の方が栄えています。イトーヨーカドーとミスタードーナツくらいしかありません。乗降客数も福島県の駅ですと、福島駅より郡山駅の方が多いそうですし…。どうでもいいですが、福島駅は、東京駅と盛岡駅のほぼ中間のようです。
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 結局、福島〜仙台間は2時間以上運転再開見込なしということで、新幹線振替輸送になりました。福島、白石蔵王、仙台の相互乗り降りに限り、普通車自由席に乗れるという特例でした。こちらは福島駅の東北新幹線ホームへ至る階段。
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 福島駅新幹線ホーム駅名標。先程も書きましたが、駅周辺はイトーヨーカドーしか目立ってないです。
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 E2系に乗車し仙台へ。東北新幹線は人生で初めて乗りましたが、JR東日本も本気出せば高速走行できるんじゃないですか。快速はもうJR東海やJR西日本と比べて遅いですけどねえ…。各駅だと90分のところ、20分で移動。約1時間取り戻しました(それでも予定より遅れていますが)。写真は仙台駅でのE2系。
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 仙台駅新幹線ホーム駅名標。仙台駅の新幹線ホームの駅メロはなかなか良曲でした。仙台駅自体、大宮駅に似ていますが、新幹線ホームも作りは似ていますね。
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 新幹線のお陰で時間を取り戻せましたので、仙台駅西口にあるたんや善治郎へ。ここの牛タンは塩味の炭焼きです。普通の牛タンは利久と似る印象でした。角煮とつくねがあるのが特徴的でしょうか。ただ、私的にはテールスープのネギがやや多めで、その点は苦手な印象。1,060円。
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 善治郎を後にして、仙台駅西口。仙石線に乗ります。仙台駅は大宮駅に見た目がそっくりです。
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 仙石線で多賀城駅へ向かいます。仙石線は最初は地下鉄です。地下ホームですので、どの電車に乗り換えるにも時間がかかります。上野の新幹線や大宮の埼京線のような感じの位置関係。昔の京浜東北線の車両4両でした。
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 途中で雪がちらつきました(中野栄駅)。3月でも雪とはさすがは東北です。
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 多賀城駅南口。駅前は特に何もなかったです。
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 多賀城駅運賃表。未だに東日本大震災を引き摺っております。それでも2年前よりは復旧しておりますが…。
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 多賀城駅北口。こちらの出口から多賀城跡に向かいますが、仙石線多賀城駅からは片道3kmくらいあり、あまり近くはありません。
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 多賀城駅駅舎。駅前はコンビニ含めて正直何もありませんが、パン屋と飲食店が駅ナカにあります。
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 途中で東北本線の線路を越えます。雪がちらつく中の東北本線719系小牛田行。
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 多賀城跡の入口。
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 多賀城跡周辺の景色。ご覧の通り、ほとんど何もありません。
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 外郭南門への階段。解説文には“多賀城は奈良・平安時代の陸奥国府跡である。約1km四方を築地塀で囲み、中央には儀式を行う政庁がある。更に、城内には様々な仕事をした役所が沢山あった。”とあります。天守閣が流行ってた時代の城跡ではないようですので、天守跡も石垣もありません。
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 外郭南門跡。解説文には“外郭南辺ほぼ中央に位置する八脚門跡です。発掘調査の結果、多賀城の外郭門は南門・東門・西門が存在したことが明らかになっていますが、中でも多賀城の正面となる南門はひときわ立派であったと考えられています。この門には政庁方面から約350mの直線道路が延びていました。”とあります。あと、また微妙に雪が降っています。
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 多賀城跡の比較的高めな場所から周辺を臨む。民家がいくつかあるだけですが…。
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 ちょっと立派な建物もありました。
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 多賀城碑。日本三古碑の1つのようです。
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 南門跡。解説文には“多賀城政庁の正面約350メートルに位置する南門と築地塀の跡がここで発見されました。手前の小石の集まりは、礎石(柱の土台石)を安定させるための根固め石で、ここに南門の柱がたっていたことがわかります。中央に走る土手状の高まりは南築地塀の跡です。築地塀はつくるとき、仮に板で粋を設け、土をていねいにつき固めて高く築き、屋根を葺いた土塀のことです。その跡が写真のように残っていました。現在は、遺構保存のため、もとの状態に埋戻しています。”とあります。
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 多賀城跡を発って、東北本線の国府多賀城駅に向かいます。こちら側は1km程度でそれ程遠くはないです。
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 仙台駅に戻ってきました。さて、ここで、この月で閉校となる代々木ゼミナール仙台校を見納めようかと思います。
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 なんかもう資料とか本は既に撤去されていそうな感じです。
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 かなり寂し気です…。東北一の都市でも経営キツかったのでしょうか。
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 夜の仙台駅西口。この辺もあまり大宮駅西口と変わらないですね…。
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 仙台銘菓の看板。
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 今回のホテルが国分町の近くですので、国分町を抜けます。それなりの繁華街ですが、管理人にはそれ程興味ある店はなく、単に通過しました。
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 ホテルにチェックイン。小さいベランダあったり、割と広い部屋で快適でした。
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 ホテルのベランダからの夜景。雪がちと強くなってきました。
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 前回仙台に行った時は夜の青葉城を観ませんでしたので、青葉城へ向かいます。道中道は結構暗めです。行ったことない方には夜の青葉城はあまりオススメしません(一度行って道把握していれば何とかなりますが)。道中の櫓のライトアップ。
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 青葉城石垣のライトアップ。相変わらず高めな石垣。なお、ライトアップされているのは、1枚前の櫓とこの石垣だけです。
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 伊達政宗公像。ただし、特にライトアップはされておりません。
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 青葉城天守台からの展望。これは仙台のテレビ塔? ちと詳細不明ですが、タワー2つのライトアップ。
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 青葉城天守台からの仙台市街の夜景。天守台が程々に高い所にありますので、圧巻です。
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 青葉城石垣と仙台市街。
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 国分町近くの牛タン喜助で夕食。味が、塩、味噌、たれから選べるのが特徴。他にないたれにしてみました。ここの牛タンは、一番“焼肉屋の牛タン”に近い食感、味な印象でした。地酒“一の蔵”も呑んでみました。結構辛口でした。2,080円。
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 2015年3月11日仙台市内の朝。ホテルのベランダからの朝の景色。これはヤバい1日になるかも…。
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 あおば通駅。先程書きましたが、仙石線は仙台側は地下鉄です。こんな駅舎(?)でも東北の駅で乗降客数は2位らしいです(爆) この日は日本三景・松島を観光します。
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 当時の仙石線の終点、高城町駅に到着。ここから日本三景・松島まであえて歩きます。駅名標にも震災の跡が…。
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 高城町駅の駅舎はホーム側から見た方が立派な印象。いわゆるホーム内踏切。
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 電車はそのまま折り返しで仙台とあおば通りに向かいます。
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 高城町駅前。特に何もないです。
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 松島歩道橋。しかし、この日、雪は止みましたが、かなり風が強くて寒いです…。
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 東北本線の松島駅。この駅からでも高城町駅からでも日本三景・松島はそれ程近くはありません。日本三景・松島の最寄駅は、後述する松島海岸駅です。
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 しばらく歩いて日本三景・松島の商店街に辿り着きました。
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 日本三景・松島の前にある飲食店の南部屋名物かきセット。牡蠣フライ、牡蠣丼、デカい蒸し牡蠣が印象的。2,100円とお値段は張りますが…。
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 蒸し牡蠣。味はあえて語りません。食べてみて下さい。
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 日本三景・松島。
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 観光船発着場。乗船の時間になるとここに誘導されます。
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 仙石線松島海岸駅。ここが日本三景・松島の最寄り駅です。ここからなら観光船発着場も徒歩5分程度です。
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 日本三景展望台なる建物。ちと櫓チック。
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 瑞厳寺五大堂への橋。
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 瑞厳寺五大堂。
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 観光船が出港しました。
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 東日本大震災慰霊祈念碑。2011年3月11日に起きた震災です。
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 瑞厳寺の敷地内。お地蔵様。
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 瑞厳寺の敷地内。車輪が飾られていました。
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 瑞厳寺の敷地内。つらら張っていました。さすがに会津若松には及ばないですが…。
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 松島観光船に乗船。1階席で1,500円(2階席は+600円です)。ただ、2階席の方が内容はいいと思います(後述します)。14時発の塩釜港行の便に乗船。約50分の乗船とのことです。
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 観光船の車窓…じゃなくて船窓。
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 こういう小さ目な変わった形をした島がいっぱいあります。
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 松島観光船からの景色。
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 松島観光船からの景色。
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 深い所に行くと揺れも大きくなってきます。
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 1階席のデメリットですが、結構水しぶきが窓にかかってきますので、だんだんカメラのピントが合わせにくくなります。真面目に撮影したい方は2階席の方がよいでしょう。
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 あの穴はなかなか気になりますね。
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 こんな鋭い岩だけってのもありました。
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 これは人為的なオブジェなのでしょうか。
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 塩釜港が近づいてきました。
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 間もなく塩釜港ですが、気付いた方は気付いたと思いますが、この日時については管理人は意識していなかったのですが、東日本大震災の4回忌でした(船内で2015年3月11日14時46分を迎えました)。この時刻に船内のクルーや客皆で黙祷を捧げることになりました。
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 塩釜港に到着。乗船した船“第二芭蕉丸”。松島に行ったら、是非、観光船も乗船して下さい(復興支援にもなりますので)。
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 塩釜港(マリンゲート塩釜)。土産などそれなりにお店はあるのですが、帰りの電車の時間が迫っていますので、本塩釜駅に直行します。
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 本塩釜駅。
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 本塩釜駅北口。この駅は駅前に多少店はあります。
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 このまま仙石線で仙台まで行って、地下ホームからダッシュで東北本線に乗り換えました。仙台〜福島間も再び雪になり、福島〜郡山間は結構積雪していました。郡山を抜けたら雪は落ち着きましたが。福島と黒磯で乗り換えて、このまま宇都宮まで一気に進みます。
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 福島〜郡山間の車窓。完全に雪国でしたわ…。
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 宇都宮駅で夕食を摂ろうとしたら…電光掲示板に“!”な文字が。
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 今回のダイヤ改正で定期運行から外れてしまう寝台特急北斗星が間もなく宇都宮に入線するとのことで7番ホームへ。鉄ちゃん達が大集結しておりました。そして北斗星が入線しました。
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 日本定期運行最後のブルートレインということになってしまいますかね(残る寝台特急はカシオペアとサンライズだけですものね…)。
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 北斗星の牽引車。鉄ちゃん多過ぎでこれが一番マシに撮れた写真でした。北斗星の出発を見送った後は、もう餃子店閉まっておりましたので(JR宇都宮駅周辺の餃子店は皆20時までですので、目当てにしている方は注意しましょう)、駅ナカのロッテリアで夕食し、帰宅しました。東北で東日本大震災の黙祷を捧げたこと、寝台特急北斗星の私的ラストランを観られたことは、この時しか味わえなかったことになるでしょう。
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